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NO11-8母の発病から2年半

被介護者 母 76歳 介護度3    介護者 娘 53歳

母がアルツハイマー病からくる、“認知症”を患っていることがわかってから、
2年半が過ぎました。



家の近くで迷子になり、支援センターをへて、近くの交番に保護されていると、
連絡が入ったのが平成21年1月末頃でした。
びっくりして、交番に迎えに行くと、母は只笑って『ちょっと家がわからなくなちゃった』
と言うのです。

迷子になった場所は、家から1分位のすぐ近くだったのです。

 



この日を始まりとして、母に起こって来た、認知症から発生する、もの忘れ、徘徊、
ひとり言、妄想など様々な症状、言動に対処の方法が分からず、
母を理解しようとすればするほど、心が母の病気を認められず

悩みを抱え込んでいきました。

 



病院の先生にも、色々相談して行く中、『ほほえみの会』を勧めて頂き、
今の自分の状態を良い方向にと思い、会に入らせてもらいました。

 


会の中で、先生方やケアマネージャー、OBの方や、現在、私と同じように
介護にあたっている人達に、自分の悩みを打ち明け、

介護生活を苦しいものではなく、穏やかに過ごす方法を皆様から教えてもらいました。



今まで母にしてきた、間違った対処方法を変えていく内に、
私の心の中も楽になっていき又、母の笑顔が増え、

二人の喧嘩も少なくなっていることに、気付かされました。

 

 
OBの方の『母さんを怒ったらダメ』『相手の立場で考える』

『トイレも張り紙を貼ってみたら?』など。

ほほえみの会で学んだことを、1つずつ実行して行き、自分を変えて行く事に考えを
切り替えました。

 


又、自分の心の中を、毎月参加し、効いてもらい、解決する方法も伺い、
生活の中に取り組んで行き、一人で介護を抱え込まず、妹にも協力してもらったり、
介護サービスも利用して介護を苦しいものでなく、穏やかに過ごすことを知りました。



これからもまだ続く、母との生活、穏やかで笑顔のある日々にしていきたいです。
ありがとうございます。